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『エイリアン』総括編──未知の恐怖に触れる“シリーズの魅力”

ー なぜ『エイリアン』は今も語られるのか ー

1979年に公開された『エイリアン』は、SFホラーというジャンルを決定づけた歴史的作品です。 少人数・閉鎖空間というシンプルな設定ながら、独特の世界観と緊張感が観客を引き込みます。 そして何より、ストーリーを知っていてもスリルが薄れないという稀有な映画で、「来ると分かっている恐怖」が逆に緊張感を高めてくれます。 40年以上経った今でも語られ続けるのは、恐怖だけでなく“映画としての完成度”が非常に高いからです。


『エイリアン』シリーズ
 全体目次(第1回〜最終回)


目次(上)

あらすじ:貨物船ノストロモ号で起きた“予測不能の恐怖”

宇宙を航行する貨物船ノストロモ号が、謎の信号を受けて調査に向かいます。 そこで乗組員は“正体不明の生命体”と遭遇し、船内では次々と異変が発生。 物語は主人公リプリーの視点で進み、極限状況での“生き残り”が描かれます。 ※ ネタバレは避けています。

見どころ①:デザインがとにかく独特で“忘れられない”

エイリアンの造形は、生物と機械が混ざったような不気味さが特徴で、一度見たら忘れられません。 ノストロモ号の内部は“未来の貨物船”としてリアルに描かれ、生活感のある宇宙船という意外性が魅力。

興味を持ちやすいポイント → 「未来の宇宙船ってこんなに汚れてるの?」という驚き。

見どころ②:リプリーという主人公の魅力

リプリーは、当時としては珍しい“強い女性主人公”として描かれています。 冷静で判断力があり、感情に流されずに状況を見極める姿が印象的。 さらに、男性よりも身体的に非力な女性が巨大な脅威に追い詰められる構図が、スリルをより強くし、観客の緊張感を高めています。 シリーズを通して成長していくキャラクターで、物語の中心として強い存在感を放ちます。

見どころ③:派手ではないのに“怖さが残る”演出

『エイリアン』の怖さは、派手な演出ではなく“じわじわ迫る恐怖”にあります。 暗い通路、狭い空間、そして音の使い方が絶妙で、姿を見せない時間が長いほど緊張感が高まる。 “驚かせるホラー”ではなく、“雰囲気で怖がらせるホラー”なので、普段ホラーを見ない人でも楽しめます。

軽めの裏話:知っているともっと楽しめる小ネタ

  • エイリアンの中身は身長208cmの美術学生  → 長い手足が“人間離れした動き”を生んだと言われています。
  • リプリーは当初“男性キャラ”として書かれていた  → シガニー・ウィーバーの演技が評価され、女性主人公に変更。
  • ノストロモ号は“労働者の職場”としてデザイン  → 未来の宇宙船なのに生活感がある理由。

✦ 『エイリアン』シリーズ構成(おすすめ順で紹介)

まずはここから ─ シリーズの原点と最高の体験

1)エイリアン(1979)[シリーズ第1作]

宇宙船ノストロモ号で未知の生命体と遭遇し、乗組員が追い詰められていくSFホラーの原点。 閉鎖空間の緊張感と“見えない恐怖”が、今見ても圧倒的な完成度。

2)エイリアン2(1986)[シリーズ第2作]

リプリーが仲間とともにエイリアンに立ち向かう、アクション色の強い続編。 恐怖と爽快感のバランスが絶妙で、シリーズで最も人気が高い一本。

世界観を深めるなら ─ エイリアン誕生の秘密へ

3)プロメテウス(2012)〈前日譚〉

人類の起源とエイリアン誕生の秘密を探る探査チームの物語。 ホラーより“謎と哲学”が中心で、シリーズの世界観が一気に広がる。

4)エイリアン:コヴェナント(2017)〈前日譚〉

入植船が謎の惑星に降り立ち、エイリアン誕生の核心へ迫る物語。 『プロメテウス』の続編で、本編につながる重要なピースが明かされる。

さらに深く味わう ─ リプリーの物語の続き

5)エイリアン3(1992)[シリーズ第3作]

武器もテクノロジーもない刑務所惑星で、再び恐怖と向き合うサスペンス。 静かで重い雰囲気が特徴で、物語的には大きな転換点となる作品。

6)エイリアン4(1997)[シリーズ第4作]

リプリーが“ある形”で復活し、生命工学が進んだ未来で新たな脅威と対峙。 SF色が強く、シリーズの一区切りとして独自の存在感を放つ。

気軽に楽しむなら ─ 別世界線のスピンオフ

7)エイリアン vs プレデター(2004)[スピンオフ1]

南極の遺跡でエイリアンとプレデターが激突するアクション作品。 なぜ彼らが戦うのか、その“関係性”がチラッと描かれ、世界観の広がりが楽しめる。

8)AVP2(2007)[スピンオフ2]

郊外の町でエイリアンとプレデターが住民を巻き込み激突。 前作よりホラー色が強く、独立した娯楽作品として観やすい。

あきえい
あきえい

『エイリアン』シリーズは、作品ごとに違う魅力がありながら、ひとつの大きな世界観としてつながっています。 そして、この世界は“プレデター”シリーズへと広がり、さらに深い楽しみ方が生まれます。 次は、プレデター側の物語もあわせて見ていきましょう。


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